伝統の技能を受け継ぐ若き職人
種市 陽光
Harumitsu Taneichi
職業: | 大工、水道、電気、重機オペ |
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趣味: | 映画、魚釣り |
- …父の仕事を見てきましたから
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子供の頃、父(種市棟梁)に現場や作業場に連れて行ってもらっていっていました。重機(ユンボ)等にも乗せてもらったりしていたんですよ。
現場は整理整頓されているとはいっても、現場には“のこぎり”や“のみ”などの刃物や建設機械がありますから、いたずら坊主だった私の行動を見て、周りの大人たちはハラハラしていたんだと思います。
大工になろうとしたきっかけは思い当たらないのですが、子供のころから現場を遊び場として、父の仕事を見てきましたから、「自分は大工になるもんだ」と自然と考えるようになったんでしょうね。
卒業後、設備関係の会社に就職しました。大工は木工の技術を身につけることは絶対に必要ですが、これからの大工は多能工として、電気や水道設備の知識や技術を身につけることが必要だと思ったからです。
また、公的な資格も取りました。「二級建築士」「上下水道技術士」「電機二種」「クレーン運転士」などです。 どれも、家を建てる時になくてはならない資格です。
- 大目にみてもらえればと思います(笑)
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幸陽建設に入って、大工の仕事を一から学んでいます。
幸陽建設の家は、プラモデルのようにあらかじめカットされた木材や建材を組み立てることではなく、ひとつひとつ手作りして創り上げる建て方をします。見えない所にも手を抜かず、もうけ主義で家を建てていませんから、「効率がわるいなぁ」と思うことも度々あります。
しかし、無垢材を使った手作りの家は、住めば住むほどに味が出てどこか懐かしい落ち着いた雰囲気がでてきます。建て主様だけでなく、孫の代まで安心して住める家ですから、工期が多少長くなるのは大目に見てもらえればと思います。(笑)